11月27日、栃木の歌麿展に行ってきました。
栃木市の「栃木蔵の街美術館」に歌麿の直筆画を観に行ってきました。
美術館に改装されたこの土蔵は通称「お助け蔵」と呼ばれ、豪商釜屋(善野家)が天狗党の焼き射ちや江戸末期の物価上昇に困窮した者達への救済に米などを供出したことに由来すると言い伝えられてきました。
隣接する山車会館と共に栃木の文化を伝えて行く施設として、蔵の街栃木に相応しい美術館といえるでしょう。
喜多川歌麿は、栃木在住の近江商人釜屋(善野家)の紹介で江戸の狩野派に師事したことが浮世絵師の第一歩と言われています。
時々江戸を離れて栃木に滞在していたと推測されており、近年栃木の民家から発見された「女達磨図」「三福神の相撲図」「鐘馗図」の直筆画は栃木滞在の折に制作されたものと見られています。
直筆画の迫力には、版画による浮世絵どころでなく圧倒されます。
更に、「女達磨図」の発見時のニュース写真を知る者として、修復技術の素晴らしさには目を見張るものがありました。
(阿部泰資)
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